PDCAにせよOODAにせよ…

自分の過去記事を読んでいて、あ、そう言えば最近話題になっていたことが…と、見てみた。

自分の記事

市川学園立て直しは元東芝副社長
2017年03月22日
http://bojoken.seesaa.net/article/448238045.html

ここに、「PDCA回し」ってのが出てくるけど、最近、PDCAぶん回しがよろしくないという話題があったと思って、
検索:PDCA回す yahooニュース

●PDCAを回すのはもう古い OODAを活用して機動的に
日経BizGate 3/14(火) 14:01配信
田中 靖浩氏(たなか やすひろ) 田中公認会計士事務所所長
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170314-00010000-nkbizgate-bus_all
 田中さんの文章、あまり読み易くない。中見出しと内容とが合致しないんですわ。で、OODAがようやく説明されているところにたどり着いた。見つけづらいんで、メモっておく。
日本のビジネス常識であるPDCAはPから始まります。環境を分析してP=計画を立てる。その上でこれを適切かつ実直にD=実行する。その実行結果をC=チェックし、次の計画に向けてA=行動する。この一連の流れを繰り返すのがPDCAサイクルです。

 これに対してOODAは「観察(Observe)・方向付け(Orient)・決心(Decide)・実行(Act)」の流れを繰り返すループです(ウーダループと呼ばれます)。はじめにくるのが「Observe =観察」。とにかく相手をよく観察すること。これがOODAのスタートです。自らの計画に固執するのではなく、相手をよく観察してその出方をうかがう。

 次に何をすべきか、過去の経験や知識を総動員して状況を判断します。この状況判断によって「Orient =方向付け」が行われます。その上でDecide =決心し、Act= 実行する。これがOODAの流れです。

 自分の計画から始まるか、それとも相手の観察から始まるか‐‐ここがPDCAとOODAの根本的なちがいといえるでしょう。

 敵の精神的な戦闘能力を失わせる機動戦では、相手をよく観察することによって、どこに重心(center of gravity)や致命的脆弱性(critical vulnerability)があるかを見抜くことが大切だとされています。


 ???
 Planのところに、「環境を分析して」って書いてあるけど、分析の方法のひとつには「観察法」があるんでは??
 あと、OODAもPDCAもActで終わってるわけだけど、その内容が違うよね。OODAのActはPDCAのD実行に相当すると思う。
 PDCAのCheckが、OODAのObserveに相当するところもあると思う。
 「計画に固執するのではなく」って、PDCAのどこに「固執」なんて概念が入ってるのかな? じゃあ、あなたのOODAは『観察に固執」してるんって言われるかもしれないですね。観察して、様子をうかがって、あーでもないこーでもない引きこもっているうちに、好機をのがしたり、危機を拡大させたりする危険の排除は、大丈夫なんですかね?

 ぼじょ犬が考えるに、OODAの最初のOを前のサイクルのAの末尾にくっつけてODAOって言えばPDCAとほぼ同じになる。まあ、「固執」というネガティブな言葉を使わずに、何を「重視」するか、重視するものを先頭に持ってきましょう、ということですかね。
 田中さんの「固執」ということばからにじみ出る批判的精神を借用して表現すれば、OODAにしてもPDCAにしても、どこかにこだわって停滞するとプロジェクトは回らないよ、というごくごくアタリマエのことになりそうな気がしますな。

 で、同じく日経BizGateに田中さんが書いた記事で、こんなのがあった。

●敗北したイラク軍と東芝事件の共通点とは?
2016/07/08
田中公認会計士事務所 所長 田中靖浩 氏
http://bizgate.nikkei.co.jp/article/110782516.html
悲劇的な結果をもたらしうる「計画管理」

 このような「計画による管理」はいまや経営の常識として誰もが納得していますが、この満場一致の結論にこそ、大きな落とし穴があるように思います。「計画による管理」は、一歩間違うと悲劇的な結果を招きます。

 では、「計画による管理」が成功する場合と、失敗する場合の分かれ目はどこに存在するのでしょうか? その手がかりを探るため、湾岸戦争について振り返ってみましょう。米軍を中心とした多国籍軍にあっけなく敗れたイラク軍には、「計画と管理」をめぐる2つの敗因がありました。(1)「計画通りに進まなかった」ことと(2)「兵士が自主的に動けなかった」ことです。


 計画管理ということが本質的に悪なのではなくて、管理者の能力がタコなだけでは?? OODAだって観察者の目がふしあなだったら、悲劇を招きますよ。
 仕事の進め方にどういうラベリングをするかはいろいろでしょうけど、そんなことより、現場の情勢のフィードバックはP-D-C-AあるいはO-O-D-Aのどのステージでも常に必要で、非常ブレーキをかけたり、軌道修正をしたりといった柔軟な対応を取れないと、どっちもどっちだと思います。

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